【注意:Google Site Search はサービス終了が決まっています。このページは、以前の情報を参考情報として残してあるものです。】
「すぐ使えるCMS」では、CMSで更新したページに検索システムを導入する場合、「Google Site Search」の利用をお勧めしています。
「Google Site Search」とは?
「Google Site Search」は「Google カスタム検索エンジン」と呼ばれているものの有料版で、自社サイトのコンテンツの範囲に絞って Google 検索結果を表示できるものです。「すぐ使えるCMS」のサイトでも使っています(右上の検索ボックス)。
無料版の「Google カスタム検索エンジン」だと検索キーワードに応じた広告が表示されますが、「Google Site Search」の場合検索結果ページに広告は表示されません。これにより、自社サイトから広告経由で却ってお客様が流出してしまうのを避ける事ができます。
重要なお知らせ(2017年2月22日)
Google Site Search の新規契約と更新が、2017年3月末で終了するとの発表がありました。現在 Google Site Search を利用している方が何もしないまま契約期限を過ぎると、自動的に広告付きの Google Custom Search に移行します。
広告なしで同等の検索サービスを利用する代替手段はGoogle社からは提供されないようです。
「すぐ使えるCMS」で「Google Site Search」をお勧めする理由
「すぐ使えるCMS」はどのようなサーバにでも設置を可能にするために、「データベース」などの高度な検索が可能な仕組みを利用していません。このため、「すぐ使えるCMS」で管理しているページにオプションで検索機能を付けたとしても、機能や性能が十分に上がらない可能性があります。
このため、検索機能を付ける場合は導入も簡単な「Google Site Search」の導入をお勧めしています。
「Google Site Search」導入のメリット
「Google Site Search」導入のメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 優れた検索機能
- 初期開発費用が不要
- 技術的なシステム管理が不要
- 小規模サイト、共用レンタルサーバでも導入可能
優れた検索機能
「Google Site Search」は全文テキスト検索システムとしては、おそらくもっとも優れたシステムのうちの一つと考えられます。日本語は漢字・カタカナ・ひらがなの表記の揺れの扱いや単語の区切りの判別などが難しいので、独自システム開発を行おうとするとかなり技術的な調整が必要になります。そういった難しさを全てスキップして簡単に検索システムを導入できるいうのは小規模 Web サイトにとって大きなメリットです。
また、キーワードを複数入力する絞り込み検索(and 検索)やダブルクオート(")で囲ってその通りの記載を探す「フレーズ検索」など、現在インターネットユーザが慣れ親しんでいる検索方法がそのまま使える事もメリットとして挙げられます。
初期開発費用が不要
小規模なサイトであっても、「検索機能」を付けるとなれば一通りのシステム構築が必要になります。「Google Site Search」を利用すれば、開発に関わるコストは一切不要です。
また、PDFやオフィスファイルを検索対象に含めたり大容量のファイルを検索対象に含めるなどの要望がある場合は、独自開発すると手間がかかったり高性能のサーバが必要になる場合があるのですが、そういった手間やコストも不要です。
技術的なシステム管理が不要
検索システムは、定期的に「インデックスの更新」という技術的な作業が必要になります。「Google Site Search」の場合はシステムは全て Google のサーバにありますので、この作業が不要になります。
小規模サイト、共用レンタルサーバでも導入可能
独自開発の検索システムを構築する場合は Web サーバに追加プログラムのインストールが必要です。レンタルサーバなどでは追加プログラムのインストールができないか限定されている場合がありますが、そのような Web サーバをお使いの場合でも「Google Site Search」であればサイトに検索機能の導入が可能です。
「Google Site Search」導入のデメリット
独自開発の検索システムに比べて「Google Site Search」が劣る部分は以下のような点が挙げられます。
- 結果操作ができない
- 更新がすぐに反映されない
- 分類などによる検索ができない
- 検索結果に関する細かい調整ができない
- 非公開ページは検索できない
結果操作ができない
検索結果は全て「Google Site Search」側で決定されますので、検索結果を恣意的にコントロールする事はできません。例えば CMS で更新しているのが商品情報だった場合、在庫と連動させて在庫がなくなったら検索結果から外す、登録してあるユーザの属性に従って商品を切り替えて表示するなど、ページの内容以外の要因でサイト訪問者に見せたいものが変わる時は「Google Site Search」では対応できません。
なお、個別に設定すれば、特定のキーワードが入力された時に指定したページを検索結果の上部に表示する設定は可能です。
更新がすぐに反映されない
新規追加したページが検索結果として表示されるようになるまでに多少時間が掛かります。
分類などによる検索ができない
価格帯やカテゴリ分類などによる絞り込み検索はできません。
検索結果に関する細かい調整ができない
検索窓や検索結果を表示するデザインはいくつかパターンが用意されており、カスタマイズもできますがある程度制限があります。
また、サイト内での検索の場合は長いタイトルであっても最後まで出したい、また逆に、<title> タグに含まれるサイト共通部分(サイト名など)を表示したく無い場合がありますが、このコントロールも殆ど自由にならず、長いタイトルはGoogleの基準でカットされて表示されます。
非公開ページは検索できない
会員限定でアクセス制限しているページや、その他の方法(robots.txt など)で Google 検索エンジンからのアクセスをブロックしているページは検索できません。
「Google Site Search」よくある質問と回答
自社の Web サイトの URL内で「Google Site Search」を利用できるのですか?
はい。自社の Web サイトに「Google Site Search」による検索システムを組み込めます。
Google ロゴや広告は非表示にできますか?
Google ロゴや広告は非表示にする事が可能です。ただし、期限を過ぎても料金を支払わなかったり検索数の超過の連絡を無視し続けると(※)、広告が表示されます。
※検索数上限の規定があり、年間の検索数によって料金が決まっています。
CMSで更新する以外のページも検索対象に含めることができますか?
はい、手動で作成したページと「すぐ使えるCMS」で更新したページ両方をまとめて検索対象にする事ができます。
複数の Web サイトから検索結果を表示する事ができますか?
できます。
例えば、以下のサイトのコンテンツを一つの検索結果に混合して表示できます。
http://www.example.jp/
http://service.example.jp/
http://www.mycompany.co.jp/
検索対象から特定のページを除外できますか?
はい。検索結果に出したくないページは除くことができます。
自社サイト内の好きな位置に検索窓(検索ボックス)の組み込みは可能ですか?
サイト内のどの場所にも検索ボックスの配置が可能です。
文字コードは何でも可能ですか?
UTF-8、Shift_JIS、EUC-JP どれでもOKです。
最低料金はいくらですか?
$100ドル / 年間2万回検索 から利用できます。
検索回数は以下の計算式で概算できます。
(1日あたりの平均サイト訪問者)
×(検索を利用する人の割合)
×(一人当たり検索回数)
×(365日)