【ご注意】この記事の内容は大変古くなっています。
凡例
このページに記載のコードの凡例は以下の通りです。
青字: システムが返すメッセージ等
太字: 入力注意部分または、文字列を置き換える部分
赤字: コメント
カッコ: 入力内容等の指示
% : UNIXのプロンプト(一般ユーザ)
# : UNIXのプロンプト(root)
*> : Windowsのプロンプト
UNIX系プラットフォームの場合
モジュールがインストールされているかを調べる
サーバに既にモジュールがインストールされているかを調べるには、プロンプトから以下のコードを実行して下さい。
% perl -e 'use Jcode;' <--モジュール名は、チェックしたいモジュール名に変更
エラーメッセージが何も表示されない場合、モジュールはシステムに既にインストールされています。
以下のようなエラーメッセージが出る場合は、モジュールはインストールされていないので、インストールを行って下さい。
Can't locate Jcode.pm in @INC (@INC contains:
/usr/local/lib/perl5/5.6.0/i386-freebsd /usr/local/lib/perl5/5.6.0
***途中省略***
.) at -e line 1.
BEGIN failed--compilation aborted at -e line 1.
インストール方法
インストールの基本的な手順は以下の通りです。インストールの過程で、他に、依存する Perl モジュールが必要になることがあるかも知れません。
その場合は、インストールの過程で警告が出るのでそれに従ってインストールを行って下さい。
1.アーカイブを検索
CPAN のモージュール配布サイト http://search.cpan.org/ にアクセスして下さい。CPAN のサイトのトップページには、検索ダイアログが表示されています。
(1)モジュール名を入力、
(2)プルダウンメニューから検索対象(「Modules」)を選択して、
(3)「CPAN Search」ボタンを押して下さい。
検索結果が表示されます。「Jcode-0.83」など、バージョン番号の付いた配布アーカイブ案内ページへのリンクを選択して下さい。
(「Jcode」など、太字で表示されているリンクは、(配布アーカイブに含まれる)個々のモジュールの説明ページへリンクしています。)
2.ダウンロード
3.展開
アーカイブを保存したディレクトリに移動し、アーカイブを展開して下さい。
% cd /path/to/downloaded/archive
% tar -zxvf Jcode-0.83.tar.gz <-- ファイル名は、ダウンロードしたファイル名に応じて変更
4.コンパイルとインストール
アーカイブを展開すると、展開したファイルを格納したディレクトリが作成されるので、そのディレクトリに移動して下さい。
% cd Jcode-0.83 <-- ディレクトリ名は、作成されたディレクトリに応じて変更
README ファイルや、インストール方法を指示する INSTALL ファイル等があれば、それを参照して下さい。
それらのファイルが無い場合、一般的なインストール手順は以下の通りです。
% perl Makefile.PL
% gmake
% su
Password: (パスワードの入力)
# gmake install
モジュールを、perlの標準の場所にインストールする場合は、上記のとおり su して root になる必要があります。
補足:root になれない場合
root になれない場合は、インストールパスを変更し、作業アカウントで書き込める場所にインストールする必要があります。その場合は、以下のようにして下さい。
% perl Makefile.PL PREFIX=(書き込み可能なパス)
% gmake
% gmake install
この場合、以下の点に留意して下さい。
- 指定したパス以下に、lib という名前のディレクトリが作成され、ここに perl が色々インストールしています。このディレクトリは削除しないで下さい。
-
PREFIXを指定してインストールしたモジュールを使用する場合は、CGIファイル(admin.cgi など)に、以下のプラグマを追加して下さい。
コピー
use lib ('PREFIX/lib/site_perl'); #PREFIX はインストール時に指定したパス
Windows(ActivePerl)の場合
モジュールのインストールやチェックは、AcitvePerl に付属のコマンド ppm を利用して行います。
モジュールがインストールされているかを調べる
ppm でモジュールがインストールされているかのチェックを行う一般的な手順は以下の通りです。コマンドプロンプトから作業して下さい。
C:\>ppm <--ppmを起動
PPM interactive shell (2.2.0) - type 'help' for available commands. <--ppmの出力
PPM> verify Jcode <--「Jcode」の部分を、チェックしたいモジュール名に変更
モジュールがインストールされていれば以下のように表示されます。
Package 'Jcode' is up to date.
モジュールがインストールされていない場合以下のように表示されます。
While verifying package 'Jcode': Package 'Jcode' has not been installed by PPM
Windows (ActivePerl)でのPerlモジュールインストール方法
ActivePerl でモジュールをインストールする一般的な手順は、以下の通りです。
PPM> install Jcode <--「Jcode」の部分を、インストールしたいモジュール名に変更
Install package 'Jcode'? (y/N): y <--「y」を入力
Installing package 'Jcode'...
Downloading http://ppm.ActiveState.com/PPMPackages/5.6plus/MSWin32-x86-multi-thr
ead/Jcode.tar.gz ...
(ppm のメッセージが表示される場合があります。省略。)
PPM> <--インストールが終了するとプロンプトに戻ります
PPM> quit <--ppm を終了
C:\>