Ver. 5.0 以上の「すぐ使えるCMS」では、一つの製品が「ブログタイプ」にも「タイムラインタイプ」にも使えるようになりました。
「ブログタイプ」とは目次から詳細ページにリンクするページ構成を指します。「タイムラインタイプ」は1ページに詳細内容まで含めて表示する構成です。
予め製品の用途を想定しどちらかのページ構成(または全く別の構成)にしてあるものもありますが、「基本の製品」は「ブログタイプ」として設定されています。
このページでは、お手元にダウンロードした「ブログタイプ」をご自身で「タイムラインタイプ」に変更する方法をご説明します。
対象製品
「すぐ使えるCMS」Ver. 5.0 以上
「ブログタイプ」を「タイムラインタイプ」に変更する手順
環境変数の変更
admin/admin.cgi を開いて、215行目付近から始まる「記事ページのファイル名」を下記のように変更して下さい。これは、詳細ページの書き出しを抑えるための設定です。
初期設定
# 記事の書き出しが不要な場合は、ファイル名を削除して下さい。
# 書き出し不要な場合の設定) $conf{article_filename} = '';
$conf{article_filename} = '%_d_%.html';
変更後
# 記事の書き出しが不要な場合は、ファイル名を削除して下さい。
# 書き出し不要な場合の設定) $conf{article_filename} = '';
$conf{article_filename} = '';
「短い一覧(新着情報)」のリンクの変更
短い一覧用のテンプレートファイル templates/article/short_list.txt を開いて、記事ページへのリンクに該当する以下の記述を全て変更して下さい。初期設定では詳細ページにリンクされるようになっている設定を、全一覧ページの該当箇所にリンクするための変更です。
初期設定
href="%_to_article_%"
変更後
href="%_to_index_%#e%_d_%"
RSSのリンクと設定変更
RSS 用のテンプレートファイル templates/article/rss_list.txt を開いて、下記の通り合計3個所を変更して下さい。
<link> タグ内のURLの記述
詳細ページではなく、一覧ページの該当箇所にリンクするための設定です。
初期設定
<link>http://input.your.domain.name/webdir/%_to_article_%</link>
変更後
<link>http://input.your.domain.name/webdir/%_to_index_%#e%_d_%</link>
<guid> の記述
RSSの記述ルールに則るための変更です。2箇所変更して下さい。
初期設定
<guid ispermalink="true">http://input.your.domain.name/webdir/%_to_article_%</guid>
変更後
<guid ispermalink="false">http://input.your.domain.name/webdir/#e%_d_%</guid>
「全一覧」に必要な項目を掲載
全一覧用のテンプレートファイル templates/article/article_list.txt を開いて、掲載したい項目が表示されるように調整して下さい。
使用できるテンプレート変数は、下記ページを参照して下さい。初期設定のテンプレートにコメントで隠されて記載がある場合もあります。
マニュアル>テンプレート一覧
アップロード
変更したファイルをサーバに上書きアップロードして下さい。
再構築
管理画面一覧を再読み込みした後、「再構築(テンプレート変更反映)」ボタンを押して下さい。
確認
ブラウザのキャッシュをクリアしてから再読み込みして、「短い一覧」からのリンク先が「全一覧」に変わったことと、「全一覧」に必要な項目が掲載されていることを確認して下さい。
不要なファイルの削除
設定変更前に書き出されていた詳細ページのHTMLファイルは自動では削除されません。FTPソフトなどでサーバに接続して手動で削除して下さい。