Ver. 4.4 以上の「すぐ使えるCMS」(旧「すぐ使えるCGI」)では、タイトル欄へのHTMLタグや改行の入力が可能になりました。
HTMLタグと改行の入力により解決できる問題
これにより、以下のような入力に対応できます。
- 「タイトル」欄にHTMLエンティティ(文字実体参照、数値文字参照、© など)を入力する
- エンティティ入力によって、名前の漢字などの特殊な文字もタイトル欄に記載ができる
- 「タイトル」欄に改行を入力
- 「タイトル」にリンク(<a>タグ)を指定
HTMLタグ入力の方法は「記事内容」欄と同じです。詳しくは下記ページをご覧下さい。
HTML タグの入力方法
タイトル欄にHTMLタグや改行を入力する場合の注意点
初期設定では、タイトル欄の入力はページの <title> に指定されていたり、記事へのリンクが設定されている場合があります。改行やHTMLタグを入力すると文法エラーが起きたり、意図しない表示になる場合がありますので注意して下さい。
HTMLタグ・改行の入力許可と禁止(制限)の設定方法
環境変数(オプション設定)の変更
バージョンによって、初期設定でHTMLタグや改行の入力が可能な場合と、禁止されている場合があります。
設定を確認し、変更するには、admin/admin.cgi を開いて下さい。480行目付近に下記の設定があります。入力を許可する場合は「1」、禁止(制限)する場合は「0」に設定して下さい。
コピー
#------------------------------[line 425]-->[line 445]-->[line 480]--
# タイトルの改行とタグ入力
#--------------------------------------------------------------------
# タイトル欄の改行とタグ入力を許可する場合に「1」に設定して下さい。
# 「記事内容」欄と同じタグ入力規則でHTMLタグの入力が可能になります。
# 特殊文字のエンティティ入力もできるようになります。
#
# 管理画面からの改行の入力ができるようにするには、入力画面用の
# テンプレートも編集して下さい。
$conf{htmltag4subject} = 1;
タイトル欄に改行を入力する設定
初期設定の管理画面では、タイトル欄の入力は1行テキスト形式(<input type="text">)になっています。改行を入力するには、templates/admin/2.html を編集して形式を複数行テキスト(<textarea>)に変更して下さい。
なお、製品によって初期設定のコードが違います。下記は参考にとどめて、同じファイル内にある「記事内容」欄のコード等をコピーして設定して下さい。
変更前タイトル欄の例(1行テキスト形式)
コピー
<input type="text" name="subject" id="subject" value="%_subject_%" maxlength="100">
変更後タイトル欄の例(複数行テキスト形式)
コピー
<textarea name="subject" id="subject" rows="3">%_subject_%</textarea>